ほめブームの落とし穴

おはようございます。
アナウンサー、対話力コーチの小紫　真由美です。
世の中は「ほめ」ブームですね。
書店には、「褒め方」のテクニックを説いた本が平積みされており
テレビでも、「夫を褒めて伸ばす」といった趣旨の話題が
とりあげられています。
コーチングのプロとしても、
相手を褒める（コーチングでは「認める」といいます）
重要性は実感しております。
私たちは、褒められると、
うれしくなったり、やる気になったりしますよね。
褒めてくれた相手に好意や信頼を寄せるようにもなります。
少し難しい言い方をすると
人に褒められることで、
自分の存在意義や成長・価値を実感できるのです。
その逆に、
いくら頑張っても、褒められない、認められない環境にいると、
私たちは、次第に心のエネルギーを失っていきます。
褒めるって、私たちが生きていく上で欠かせない、
「ガソリン」のようなものなんですね。
・・・そういうわけで、大いに歓迎すべき
「褒めブーム」なんですが、
一点だけ、気になることがあります。
褒めることを解説した書籍やセミナーで、
ある重要なことを伝えていないケースがあるのです。
それは、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上手に褒めるためには、それ以前の相手との関係が物を言う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということです。
私が観た　ある番組では、
セミナーで「夫の褒め方」を習った奥さんが
旦那さんをほめまくっていましたが、
旦那さんの反応は・・・・
「気持ち悪い。やめてくれ。」
というものでした。
ただ、やみくもに褒めればよいってもんじゃないんですね。
褒める以前にやることがあります。
それは、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
相手との信頼関係を作る
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということです。
要は、相手があなたの褒め言葉を
素直に受け入れるには
「あなたのことを信頼している」という前提が必要なんです。
普段　まともな会話を交わさない妻や
自分に無関心な上司から
いきなり褒められても
ピンとこないし、「気持ち悪い」と思うのも
ある意味、仕方のないことなんです。
私が　お勧めするのは、
まだ信頼関係を築けていないな～という相手には
小さなコミュニケーションを積み重ねること。
具体的には
・笑顔で挨拶をする
・好意的な表情で関わる
・「お疲れ様」「ありがとう」といった感謝やねぎらいの言葉を伝える。
・相手が喜ぶような小さな親切を実践する・・・
などの「簡単にできる行為」からスタートしましょう。
地味ですが、こういうことを繰り返すことで、
あなたへの「信頼の貯金」が増えていくと思ってください。
まずは、
相手にとって「褒められたい存在」になる。
そのためにできること、週明けの今日から　一緒にやっていきましょう！
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★チャンスと人脈を引き寄せる対話力コーチング★
　Coach Com代表　小紫　真由美
　アナウンサー・対話力コーチ
(財）生涯学習開発財団認定コーチ
コーチ・トゥエンティワンCTPクラスコーチ

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