人を見た目で判断する？しない？

こんにちは！
売れる伝え方＆セルフプロモーションの専門家
小紫（こむらさき）真由美です。
◆「人は見た目」か？
セルフプロモーションの一環として、
ビジネスマナーやコミュニケーションを教える際に、
私もよく言っています。
「人は見た目で判断される」
いくら熱意や志があっても、
真っ先に相手の目に入るのは、服装や表情、身のこなしといった見た目。
だから、内面を誤解されなうような　身だしなみや言動を心がけよう
その通りだと思う一方で、
まるで真逆のような考えを持っているのも事実です。
「人と付き合う際は、
相手の見た目や表面だけで判断しないことが大事」
大事なものほど、見えにくいものだと思うからです。
ある時、主人がこうつぶやきました。
「ママって洗濯のしかた、雑だよなあ。
なんで、シャツやトレーナーを脱いだまま、裏返しのままで洗うの？
ちゃんと表に向けて洗ったら、畳むのもラクでしょ？」
一瞬、「雑だなあ」という言葉にカチンときつつ、
「ああ、こちらの意図はなかなか伝わらないものなんだなあ」
と教えられた体験でした
そう。私は、あえて、服を裏返しのまま洗ったのでした。
洋服を表に向けて洗濯機で回すと、どうしても
生地が痛んだり、毛玉がついたりします。
そのため、私は、毎回、あえて裏返してから洗っていたのです・・・。
でも、主人には、「裏返しで干している」という事実しか
見えていなかった。
こちらの意図や真意は汲み取れなかったので、
「脱ぎっぱなしで干している」という解釈をし、
「雑だ」と映ったのでしょう。
これは本当に身近な例ですが、皆さんにも、
思い当たる経験があるのではないでしょうか？
相手がやっている行動や表面的なふるまいだけを見ていては、
分からないことがあります。
洗濯物くらいの話なら、夫婦喧嘩ですみますが（笑）
実際のビジネスシーンでは、
互いの真意が分からないまま、
「信頼できない人だ」
「この人とは分かりあえない」と
自分の尺度で判断してしまう結果、
トラブルや交渉決裂につながることも考えられます。
だからこそ、
行動や言動の裏にある
相手の本当の意図を確かめたり、話を聞いたりする
という、一歩踏み込んだコミュ二ケーションが大事なんですよね。
ブライダル（結婚式）の司会者で、
新郎新婦の難しい要望に対し、
「それは難しいですね。」と、速攻で切り返してしまう司会者は
残念ながら未熟だと思います。
ベテランの司会者であれば、
二人の要望をしっかり受け止めたうえで、

「どうしてこの演出を取り入れたいと思われたのですか？」
「出席者の皆さんにどう思ってほしいですか？」

など、相手の真意を聞きだし、
相手のニーズに沿う方向で、プロならではの視点で
新しい提案やアドバイスをすることでしょう。
「この人にこう言わせる原因は何だろう？」
「この人の意図していることってなんだろう？」
相手を知るための聴く力=傾聴力は、
あなたと相手の信頼関係において
欠かせないチカラなんです。
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