伝わる話し方の専門家、小紫真由美です。
最近あった嬉しいことは
なんといっても、
小学生の息子が空手で「初段」に昇段したことです☆
挫折を乗り越え、目標としていた「黒帯」に進むまで、
沢山のドラマがありました。
一つ一つ語りだすと、止まらないので
ここでは割愛します。
結果はもちろん嬉しいですが、
これまでの「プロセス」で、彼が自分と向き合い、
得てきたものに価値があると感じます。
同時に親である私も 大事なことを学びなおせました。
それは、「親の役割は、子どもの自立をサポートするコーチである」
ということです。
私が考える自立とは、
「自分で考え、決めて、行動して、その結果に責任を持つこと」。
その逆が「依存」です。
他人に考え方や行動を決めてもらって、その結果を人の責任にする。(汗)
たとえ、結果がうまくいっても、相手の言いなりに動いてきたため、心から自信が持てません。
我が子には、そうなってほしくありません。
でも、頭で分かっていても、
実際は、そう上手くいかない・・・ということも知っています。(^^;
私も
時にスランプに陥り、
自信を無くしかける我が子を見ていると、
こっちの方が不安になり、「なんとかしてやりたい」気持ちが
あふれました(笑)。
息子を元気づけるつもりで言葉をかけたはずが、
ふと見ると、息子がさらに暗い表情になっていることに
気づき、「やってしまった。」と悔やんだこともたびたび。
親自身が不安だから、黙って見ていられないわけですね。(;^_^A
私も、何度も「失敗」して、その都度立ち返るのは
「私は、相手の自立をサポートしているだろうか。」という問いでした。
息子の人生は息子のものであり、私の答を押し付けるのではなく、
彼が自分で考え、納得して動けるよう支援しよう。
そう自分に言い聞かせ、
必要に応じて、コーチングの基本である、
聴く・認める・問いかける、、、を実践しました。
審査が近づくと、
「今回、昇段できなかったら、どうしよう?」
「なんだか、自信なくなってきた・・・。」
という言葉が増えてきました。
そんな時は、「ちょっと話してみる?」と声をかけ、
コーチングセッションを数回行いました。(いつも仕事でやっていることが
こんな形で役立つとは!)
「なんだか、気持ちも体も軽くなった!お母さん、ありがとう。」
そう言われて、こちらまで嬉しくなりました。
今回、一つの目標が達成でき、
喜ぶ我が子を見ながら、思います。
人はだれもが、本来、大きな可能性や「やれる力」を持っている。
そして、その可能性は、強制や過干渉では開花しないということ。
我が子の可能性を信じ、
彼自身が自分で歩くことをサポートできるよう、一歩引いたところから、見守り続けようと思います。