伝わる話し方の専門家、小紫真由美です。
経営者のHさんは、
「組織の活性化」をテーマに
コーチングを受けてくださっています。
※コーチングとは
「対話を通じ、クライアントの『目標達成に向けた前進』を支援する技術」です。
社員同士はもちろん、自身と社員の間でもコミュニケーションが
満足に取れていないことを問題と感じたHさん。
社員一人一人のことを理解したいと考え、
面談をすることにしました。
これまでは特定のメンバーを除き、
個々の社員とじっくり話す機会はほとんどないという状態だったそうで、
最初は、自分から声をかけるのもドキドキしたというHさんですが、
勇気を振り絞って、なんとか数人に声をかけました。
しかし、そこから先が「上手くいかなかった」と言います。
Hさんいわく、
「社員の意見を聞き出そうとしても、全然答が返ってこないんですよ・・・。」
「Hさんは、どんな質問をしたのですか?」と尋ねると、
「単刀直入に『会社への要望はありますか?』と聞いたんですが、
ほとんどの社員が黙ってしまって・・・。みんな、『急に聞かれても・・・。」なんて言うんですよね。」
とのこと。
なるほど・・・。
この質問をされたら、黙りたくなる気持ちも分かります。(*^^*)
Hさんの質問は、典型的な「アイデアを引き出せない」質問なんです。
―どうしてHさんの問いが相手からアイデアを引き出せないのか
―どんな質問なら、社員のアイデアを引き出せるのか
私がHさんに伝えたアドバイスは・・・。
次回、後編でご紹介しますね。
皆さんもぜひ考えてみてください。^^