AI時代、選ばれる存在になるため必要なもの

明けましておめでとうございます。

伝わる話し方の専門家　小紫真由美です。

本年もよろしくお願いいたします。（正月に訪れた新潟県上越市で）

昨年最後の記事で

個人が選ばれる存在になるには

自分の強みを自覚し、それを伝えるセルフプロモーション力が要（かなめ）になると書きました。

 

「私はこんな経験を経て、こんな力を身につけて、これができます」
「こんなことがしたいです」と
明確に伝える力が大切であると。

ちなみに、
セルフプロモーション力が大事であるのは、

フリーランスであれ、会社員であれ、変わりはありません。

 

たとえ組織に中にいたとしても、

どれだけ周囲から存在や実力を認めてもらえるか、
いかに周りから共感され、応援されているかによって、
任される仕事に差が出てくるからです。

 

さて、ここで１つ言い添えたいことがあります！

自らをプロモーション（販促）するというと、多くの人が

「売れるためには、他の人（会社）にはない、すごい実力やスキルが必要なのでは？」と考えるようですが、

それは正しくありません！（キッパリ）

私の周りには、

会社員の傍ら、得意のイラストを趣味のサークルで披露したところ評判を呼び、
仕事をどんどん増やしている人、

会社でのマネジメントの経験を活かし、社外の組織でセミナーやコンサル業を始めた人、

本業とは別に、地域の人を巻き込む様々なイベントを企画し、収益を得ている人などがいますが、

彼ら彼女らは、実力はもちろん、それ以上に

「人とつながり、応援される力」がすごいのです。

 

それって具体的にどういうことかと言うと、

本人がどれだけ、その仕事にやりがいや使命感を感じ、イキイキとやっているか
ということ。

だって、同じものを買うなら、だれでも
イヤイヤ働いている人より、楽しそうに働いている人から買いたいですよね。

イヤイヤ仕事をこなしている人と、
その仕事に誇りを持って夢中に取り組んでいる人、
どちらが良いサービスを提供できるか、言うまでもありません。

 

AIやテクノロジーの進化で、今後は加速的に、これまで人間がやっていた仕事が
機械に取って代わられていくでしょう。

そうすれば、人間にしか提供できないものは何なのか、益々問われるようになります。

物の価値だけ求めるなら、ネットで買えば十分。

でも、売り手自身に魅力があったり、
その売り手と接することで元気をもらえたりするならば、

ネットでなく、その人から買う意味は十分にあります。

 

長々書いてきましたが、まとめると

これからの時代、選ばれるためには

やり甲斐を感じる、夢中になれる仕事をしていることが大前提になる

ということです。

厳しい言い方になりますが、

自らの気持ちに沿わない仕事をイヤイヤこなす人は、
今後、「選ばれるかどうか」という意味では、かなり不利になるのではないでしょうか。

あなたは、
やらされ感からでなく、自分の中からエネルギーが湧き上がる仕事をしていますか？

この質問に、心から「YES」と言えない方は、

ぜひ一度手を止めて、自分の「原点」を見つめる作業をしていただきたいと思います。

やり甲斐のある人生のカギは、

自分の外側ではなく、
内側にあります。

この話はまた次回。