☆「伝わる力」を高め、
望む未来を実現するプロセスに伴走します☆

人も組織も伝え方(コミュニケーション)が9割

小紫真由美です。

NHKの大河ドラマ『べらぼう』、ご覧になりましたか?
横浜流星さんの、蔦屋重三郎(つたじゅう)、
個人的には結構役にハマっていると思いました。
(ファンの欲目もあるかもしれませんが^_^;)

第1回目から、印象的だったのは、
相手が誰であろうが、自分の意志のままぶつかっていく
蔦重のバイタリティー。

ドラマ後半、蔦重が暮らしている吉原遊郭の客足を取り戻すために、
幕府の許可なく営業している他の施設の取り締まりをしてほしい、
と老中・田沼意次に直訴する場面があります。

最高権力者に直接お願いするなんて、
向こう見ずと言っていいほどの胆力ですよね。

でも、今回のハイライトは、
そこで田沼が蔦重に返した一言でした。

「お前は吉原に客を呼び込むために何をしているのだ?

蔦重が放ったボールがそのまま問いとして返ってきたような瞬間。

田沼は、蔦重の中にある
問題は、誰かが解決すべきであるという発想を刺し、

「人に何とかしてもらおうと頼む前に、
お前自身に出来ることがあるのではないか?」と、
投げかけたわけです。

 

「これってコーチングやん!」と思いました。

「今の状況を変えるため、あなたには何ができますか?」

コーチングの現場では、
こういった問いかけをよく使います。

これまで、組織で働く人からは

上司が〇〇だから。会社が※※してくれないから・・・

という不満

コーチングでも
「夫が〇〇してくれない」「家族が※※だから」という
言葉を沢山聴いてきました。

もちろん、
相手に問題があることも多々あるわけですが、
コーチである私が、相手に同情し、一緒になって文句を言っているだけでは
何も変わらないわけです。
(それはコーチでなくてもできること)

だからこそ、コーチは問いかけます。

「あなたはどうしたいのですか?」
「あなたは、何が出来そうですか?」

うまくいかないことや問題を誰かのせいや環境のせいにして
相手に変わってもらいたい、何とかしてほしいという立場を
取り続けていると、
人はどんどん無力になっていきます。

自分が幸せになるのも不幸になるのも
相手次第、環境次第ということになるからです。

そして、変わらない相手に不満を持つ「被害者」になってしまいます。

「望む未来に向けて、あなたができることは何か?」という問いは

相手の自律を促すので、人によっては厳しいと感じるかもしれません。

でも、その人が望む人生を自分の力で作り、幸せになるためには
欠かせない問いだと思います。

・・・と、こんな風に書いていますが、

私も昔は、不満ばかりの人間でした。💦

会社員時代は、
口にこそ出しませんでしたが、
自分がうまくいかないことを周りのせいにしまくっていましたし、(汗)

結婚後は、「夫が○○してくれない」という
愚痴ばかり。
今思えば、恥ずかしいくらいの「クレナイ」女でした。(涙)

コーチングに出会い、人材育成に関わる中で、
自分が欲しい未来を自分で作っていくマインドが持てたのは
本当にラッキーです。

もし今あなたが何かや誰かに不満を感じているなら、
「この状況を変えるために自分は何ができるのだろう?」と
自分に問いかけてみてください。

きっと新しい視点が見つかるはずです。

ドラマでは、田沼の言葉に衝撃を得た蔦重が、
新たなチャレンジを始めていきます。

今後の展開が楽しみです☆

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