おはようございます。
アナウンサー&対話力コーチの小紫真由美です。
http://taiwa-coach.com
ベテランの税理士、Kさんから電話でご相談をいただきました。
「人を引き付ける話し方ができるようになりたいんです。
無料セミナーや講座を開いているんですが、
私の話、つまらないようで、寝てしまう人もいるんですよね・・・。」
・・・お客様を獲得するためのセミナーで、
相手に寝られてしまっては、
困りますよね。
話が「つまらない」理由はどこにあるのでしょう?
Kさんと話していると、「あること」に、すぐ気付きました。
彼は、とにかく「話し方が一本調子」なんです。
寺で、お坊さんが叩く「木魚」を思い出してください。
単調な話は、あの「木魚」に似ています。
同じトーンやリズム・大きさが続き、心地よいのですが、
眠くなる恐れもあります・・・。
問題は、「話している内容」ではなく、
「話し方」や「声」。
そのせいで、
言っていることまで、「面白くなく」聞こえている可能性があります。
ならば、どうするか。
Kさんにお伝えしたのは
「メリハリの利いた話し方になるための
3つのポイント」。
「間」・「強弱(大小)」「スピード」です。
順番にお話ししますね。
1)間
話が単調になりがちな方は、「間」の持つ力をぜひ活用してください。
おすすめは、強調したいことを話す前と後で、大胆に間をとること。
例えば、Aプランではなく、Bプランを勧めたい場合は、
「私は、Aプランではなく・・・(間)・・・
このBプランをお勧めします・・・(間)・・・。」
沈黙の時間が入ることで、
相手は否応なく、「次に来る言葉」に注目します。
さらに、話した後にも間が入ることで、
「Bプランを勧める理由ってなんだろう?」と
興味がかきたてられます。
2)強弱
声のトーンや大小を変えることで、
聴き手の関心を引き付けることができます。
次の文章を、( )の案内のとおり、
実際に声に出してみてください。
「(はじめに大きな声で切り出す)なぜ、『他人に無関心な若者が増えた』と言われるか?・・
(次に声のトーンを落とす)私はこう思います。
実は、(徐々に声を張って)無関心なのではなく、
(さらに大きな声で)他人と傷つけあうことを恐れているのだと。」
同じような声のトーンで読むのに比べ、
ずっと印象深い話し方になるはずです。
3)スピード
これは、分かりますよね。
スピードを変えることで、話にリズムが生まれます。
とくに、「ここは強調したい!聞いてほしい」
という部分は、念を押すようにゆっくりと話しましょう。
例)「ラクをしてお金を稼ぐ方法などありません。
でも、いくつかの知識を知っていれば、(以下ゆっくりと)
今より、確実に早いペースで、お金を増やすことができます。」
いかがでしたか?
今回お伝えしたのは、あくまで「話し方」や「声」に関する部分。
聴き手を引き付けるには、他にも、
文章の長短を変える、言葉を繰り返す、
極端な言葉を使う(「超・・・」や「劇的に」など)
というように、
様々な方法があります。
でも、そういったことを意識しても、
「話し方」や「声」が
一本調子だと、一番大事な「話の中身」そのものが
相手の耳に入っていきません。
Kさんからは、
「ちょっとのことで、印象がずいぶん変わりますよね。
すぐにやってみます!」
と明るい声が返ってきました。
Kさん、次回のセミナー楽しみですね♪
■追伸■
10月9日対話力セミナー、http://taiwa-coach.com/seminar.html
おかげさまで、県内外から、多くの方にご参加いただきます!
予想を120%上回る内容にすべく、改良・改良を繰り返しています
★チャンスと人脈を引き寄せる対話力コーチング★
Coach Com代表 小紫 真由美
アナウンサー・対話力コーチ
(財)生涯学習開発財団認定コーチ
コーチ・トゥエンティワンCTPクラスコーチ