初対面で仕事につなげる!
話し方&プレゼン術の専門家、PRコンサルタントの小紫真由美です。
連休中日。
就職前のインターンシップに臨む学生さんに
インタビュースキル研修をさせていただきました。
なんでも、インターンシップ先の社長さんに
インタビューする課題があるらしく、
その極意やノウハウを教えてほしい・・・というご依頼。
私にとって、この20年間、形を変えつつも続けてきた
「聴く」「インタビューする」仕事の意味を見つめなおす良い機会でした。
講義では、
短時間で相手と打ち解け、心を開いてもらえる
会話の進め方や
相手の本音を引き出す質問術などを
思いつく限り、お話しました。
受講者の皆さんからは、
「話の引き出し方など、インターンシップ以外でも使える技術が学べた」
と言っていただきましたが、
ほんと、インタビュー力って、
人生を変える力があるんですよね。
なぜなら
インタビューとは
相手の本質や本音、魅力を引き出す仕事だから。
一流の芸能人やアスリートが、インタビュアーを指名するという
話を聞いたことがありますが
それって、もっともだなあと思うのです。
人は、自分が大事にしている考え方や
心のコア(核)を理解し、
そこに共感してくれる相手に
深い信頼を寄せます。
だれだって、
表面上の浅い部分しか引き出してくれない相手より、
自分が本当に大事にしているものや
自分の魅力を引き出してくれる相手と話しているほうが
元気が出るし、
モチベーションも高まりますよね。
だからこそ・・・
良いインタビュアーになるためには、
相手が「この人になら話したい」と思えるような
聴き手になる必要があるのでしょうね。
では、そうなるための「条件」って何でしょう?
今までの経験から私が思う結論なのですが、
それは
一言でいえば「人間力」というものだと思います。
それは
人として信頼してもらえる態度や
相手の話題、言葉を受け止められる器や
体験に基づく話題や視点の多さなど、
様々です。
ただ、
ベースになっているのは
相手に対する尽きせぬ興味や尊敬の念
これに尽きる。そう私は思います。
「この人のことをもっと知りたい!」「好き」!と思うから
相手のことを事前に調べもするし
興味があるから、質問だって生まれてくるんです。
仮に、インタビューする相手が、
自分があまり関心のない分野の人であっても、例外ではありません。
「この人、どうしてこの仕事にこんなに夢中なのだろう?」
「この人が人生で一番大事にしているものってなんだろう?」
「嬉しいことって何だろう?」
など、自分と違う相手に、まず興味を持つ。
「自分はあまり興味がないし・・・」とか
「こんなものだろう」と分かったつもりで関わるのが一番まずい。
関心を持ってもらえないというのは
人として一番寂しいこと。
「すごい人」「面白い人」に違いない」と信じて、
「自分が相手の魅力や面白さを引き出そう」と
することが大事なんですね。
こういう姿勢で関わっていると、
それは、インタビュアーの態度や表情、コメントに
表れ、相手に伝わるものなんです。
これは、ビジネスでも同じことだと思います。
お客様にたいし、社内の上司や同僚に対し常に興味を持って、関わっていくこと。
私たちが関心を持って相手に関わった分、
相手も私たちに関わってくれるようになる。
そんなふうに感じます。
私も、まだまだ発展途上。
自分の成長のためにも磨いていきたいスキルです。