伝わる話し方&聴き方の専門家 小紫真由美です。
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毎日欠かさず録画して楽しんでいる

NHKの連続テレビ小説「あさがきた」。

今朝も目が離せない展開でしたね。

物語を簡単に紹介すると・・・

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時は江戸から明治に移り変わって数年後。

大阪の両替商に嫁いだ主人公の「あさ」は、

倒産寸前の家業を立て直すべく、炭坑経営に着目。
新しい輸送手段である蒸気機関車を動かす石炭に大きな可能性を感じ取ったのです。

あさは苦労しながらも家族を説き伏せて、九州の炭坑を買い取ります。

しかし、単身、九州に乗り込んだあさを待っていたのは、
自分たちが知らぬ間に経営者が変わった事に怒り、
女の指図など受けないと息巻く炭坑夫たちでした。

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今日は、酒をあおり、働こうとしない坑夫達を前に
あさが「説得」を試みる場面があったのですが・・・

その結果、

説得どころか、かえって坑夫たちの怒りを買うことになってしまいます・・・。

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「あーあ、あささん、やってしまったなあ。」と思いながら見ていたのは
私だけではないでしょう。

 

「日本の未来のために、(基幹産業を支える)石炭を掘って掘って掘りまくりましょう!」と

明るく話すあさ。

その口調や表情は、彼女の持ち前である、明るさと軽やかさに満ちています。

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しかし、それまで、炭坑で日夜危険な仕事に従事し、真っ黒になって働いてきた
坑夫たち。彼らにとって、いきなり目の前に現れ、「経営者」を名乗る若い女性の言葉が

素直に受け入れられるはずありません。

まさに、「綺麗な着物を着たあんたに、俺たちの何が分かるんだ」という思いでしょう。

そう。

 あさの話し方・接し方には、
聴き手である坑夫達への「共感」がなかったのです。

自分の夢だけを語るだけでは相手を動かせないんです。

坑夫達の立場や気持ち、彼らの心配事や誇り、喜び・・・そういったものに思いを馳せることができなくては、
彼らの心を動かせることは難しいんですね。


さあ、この状況をどう盛り返すか??

負けを認めて、すごすご大阪に帰るわけにはいきませんからね。

この後の展開が楽しみです。

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