フリーアナウンサー&伝わる話し方の専門家、
小紫真由美です。
小学生の息子が、今頑張っているのは、
怪獣のカードづくりと・・・
学校の課題でもある、音読(おんどく)です。
音読では、様々な文章を声に出して読み、一回読むたびに、
チェックシートに○や△などのチェックを書き込みます。
一定のページに達すると、
努力賞(具体的にどんな賞か分かりませんが)がもらえる仕組みになっています。
努力賞というご褒美が、息子のチャレンジ魂に火をつけたのか、
一日も休むことなく頑張っているのです。
そんな息子が、先日話してくれたこと。
息子の音読カードのチェックが日々増えているのを見た
周囲の子ども達が、こんなことを言ったそうです。
10回も読むなんて、やりすぎだよね。
賞がほしいからって、頑張るなんてダメだよね。
賞なんて、たいしたことないだろうし、もらっても捨てるだけだよ。
息子は淡々と教えてくれましたが、
私はショックを受けました。
人の努力を
「どうせ無理」「できっこない。」
「そんなことして何の意味があるの?」などと、否定、中傷する。
大人の世界でもよくあることです。
でも、ちいさな子どもの世界でさえ、そんなことが起きている。
そのことが悲しかったのです。
子ども達がなぜそんなことを言うのか、どこで身につけたのか分かりませんが
がんばりすぎてダメなことなんて、何一つありません。
目標を持って挑戦することは素晴らしい事。
頑張れない人の中には、
様々な言葉や態度で
頑張ろうとする人の足を引っ張ろうとする人がいます。
でも、それは、その人に目標がなかったり、努力ができないから。
あるいは、自信がないから。
だから、頑張っている人が羨ましく、足を引っ張ろうとするのです。
そんな人の言葉を気にするなんて、つまらないし、意味がない。
そのように息子に話すと、彼は平然とした調子で、
「分かっているよー。俺はやりたいからやるだけー。」と返ってきました。
ホッ(^^;
残念ながら、自分の努力を応援してくれる人ばかりではありません。
アドバイスは有難くうかがいますが、
頑張ることそのものを否定、中傷する人からは距離をとったほうがいいですね。
「他人のことばかり気にして、ヒマな人だなあ。」ぐらいに考えて聞き流しましょう。