新潟在住のフリーアナウンサー&伝わる話し方の専門家、
小紫真由美です。
仕事で訪れた阿賀町。
車窓からの景色がまるで
絵のようで、見惚れてしまいました。
新潟を訪れるお客様をお連れしたい場所の一つです^^
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「目標を達成したい」
「思うような結果を出したい」
日々、そんな思いで仕事やご自分の課題に取り組んでいる人が多いと思います。
私もその一人なのですが、
最近、
高いパフィーマンス(成果)や結果を出せる条件
について思い知らされた出来事があったので、
参考になればと思い、お伝えしますね。
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小学生の息子が、今、「そろばん」にハマっています。
習い始めたのは2年前。
私が勧めて始めたこともあって、最初の頃、息子は
さほど熱心に取り組んでいませんでした。
、、、というより、学校の友達と一緒に習えるのが一番のモチベーションで、
おしゃべりが多いことを先生に指摘されるほどでした。(汗)
そろばん教室は我が家の近所に一つと、歩いて15分ほどの距離にもう一つあります。
生徒は、どちらの教室にも好きなだけ通ってよいのですが、
当然ながら?息子は歩いてすぐの教室に週に2回通うのみで「満足」していました。
そんな息子が「激変」したのは、昨年の冬になってから。
それまでの基礎練習が終わり、昇級テストが始まると
「オレ、今度から9級のドリルだよ!」
「もうすぐ8級に行ける!」などというように、嬉しそうに報告するようになりました。
そのうち、
「ずっと先を進んでいた友達にも追いつけそう。ママ、遠いほうの教室も通っていい?」
と言い出すではないですか。
以前は、私が勧めても「疲れているし、無理、、、。」と言っていたのに(笑)
「すごい。でも、ママも仕事があるから毎回送り迎えできないかもしれないんだけど、、、。」
そう言う私に
「大丈夫!俺一人で行き帰りできる!」と言い切りました。
そして、彼は本当に、そうしています。
吹雪きの日も雨の日も、飛び出すように出かけていきます。
息子の姿を見ていて、私が改めて感じたことがあります。
彼は、自分が「苦労して、頑張っている」とは思っていない
ということです。
「行かなきゃいけないから」と思って行っていない。
ただ、自分が「行きたくて行っている」のです。
「ママは3級だったんだよね。オレ、ママ追い越せるかも。」と
自分の「これから」が楽しみな様子です。
たとえ30分でも、時間があれば教室に行こうとする息子。
完全にスイッチが入っています^^
ドリルもどんどん進んでいるようです。
私がやったことは、「すごいね。頑張っているね。」と声をかけたぐらいです。
でも、仮に、私が強制したり、なだめすかしたりして通わせていたとしたら、
どうでしょう。
たとえば、お小遣いやご褒美で、やる気にさせようとしていたら(実際はやりませんが)
悪いとは言いませんが、それでも効果は限定的だと思います。
多くの場合、欲しいおもちゃを手に入れたとたん、
子どもの行動はストップするのではないでしょうか。
本人がやりたくてやっている成果と
誰かにやらされてやっている結果は
同じにはなりません。
他人に「やらされた」行動は、「言われたことをやること」が目的になります。
日々の取り組みは「がんばって自分を奮い立たせながらやる努力」になります。
で、疲れます。
ですが、自分の成長が楽しみで、
理想の未来に向かっている人は、
努力でなく、ワクワク感や期待で動いています。
まるで自分の中に「自家発電機」が備わっているような状態です。
親を始め、人材育成に携わっている人は
このことを分かったうえで、人に接することが大事なのでしょうね。
高いパフォーマンスを出す人は
成長する自分を喜び、未来に期待しています。
あなたやあなたの大切な人は、今、何に喜んでいますか?
どんな未来に憧れていますか?