新潟在住のフリーアナウンサー&伝わる話し方の専門家、
小紫真由美です。
先週、今週と、2つの会社で企業研修をさせていただきました。
研修内容や受講者対象は異なるものの
どちらも
一から企画して作り上げた、連続型研修(一回だけでない)の最終回。
思い入れもひとしおでした。
最終回、実践報告の際、受講いただいた方から、
嬉しい報告が続きました。
ある企業では、
「無口で、どう関わったらいいか分からなかった部下」への対応に迷っていたある方からは
「研修で学んだ対話スキルを意識してヒアリングを続けたところ、部下が自分から意見を伝えてきた。
本当にビックリしました。」という発表がありました。
また、「集中力にかけ、仕事でミスが多い年上の部下がいるが、いくら注意しても真剣に受け止めてもらえない」と悩んでいた方からは、
「研修後の個別コーチングで教わった『効果的なしかり方』を試したところ、
今まで注意しても効果が無かった相手が、真剣な反省と改善策を口にしました。
前より良い関係になったと感じます。」
という報告をいただきました。
別の企業では、終了後、60代の管理職の方から
「今まで何十年も知らなかったことを学べました。課題に取り組む中、
自分が『良くない』『無駄』と思っていたコミュニケーションが、実はとても大切なものだったと実感しました。気付けて本当に良かったです。」
とお声がけいただきました。
先に紹介した2つのご感想は、ご本人達も、
どうしたらいいか迷い続け、半ばあきらめモードになっていたケースです。
しかし、良質なコミュニケーションをとることで、部下のパフォーマンスが明らかに改善しました。
このの結果には、他の受講者からも拍手と歓声が起きるほどで、
私も、思わず「スゴイ!」と叫んでいました。
そして、最後のご感想。
経験や実績を重ねると、どうしても自分のやり方や考えにこだわる方が多い中、
ベテラン社員の方から、このような素直な感想を頂けたこと、とても嬉しかったです。
一連の研修で私が繰り返しお伝えすることがあります。
それは、
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相手を変えようとして関わるのでなく、
自分の関わり方を変えてみましょう
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ということ。
相手に「変わってほしい」と期待し続けると、自分が思うように変わらない相手に
不満やいら立ちが生じます。
相手との関係性も悪化してしますでしょう。
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他人から変えられることを好む人はいません。
変わるとしたら、それは自分が納得し、自分のタイミングで変わりたいと思ったからです。
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相手を変えようとする関わり方は、責めや愚痴、諦め、、、というように、ほぼパターンが決まっています。
しかし、「相手を変える」という思考から一旦離れ、
「自分の関わり方を変える」という視点に立てば、気持ちに余裕が生まれ、
自分のできることに集中できるようになります。
そんなあなたの変化は相手にも伝わり、気付けば相手も変わっていた、、、という奇跡が起きるのです。
まだまだ未熟な私。
仕事を通じ、大事なことを確認させてもらい、
反省したり、背中を押されたりしています。
セミナーを受講いただいた方からの嬉しいお葉書。
「この仕事をしていて良かった」と感じる瞬間です。