伝わる話し方の専門家、小紫真由美です。
先週金曜日の朝。
仕事に出ようとした、そのタイミングで
息子の学校から電話。
なんだか、嫌な予感が…。
「高熱が出てるから、迎えに来てもらえますか?」とのことで、予感的中でした。
さあ大変!電車の時刻まで時間がありません。
猛ダッシュで家を飛び出し、学校に到着。
→息子を家に取れ帰り、冷えピタを貼って、水を入れたペットボトルを脇に置いて、寝かせる。
「とにかく、水を飲むんだよ。」と言い聞かせて。
その後の流れ。
→駅に飛んでいき、構内を走りに走り、ギリギリ電車に間に合いました。(;´Д`)。
→車中、夫に状況をメール。昼休みに息子を見に行ってくれるよう頼みました。
外の美しい景色と裏腹に、熱で顔が真っ赤だった息子を思い、
気持ちが乱れます・・・。
→駅に到着
→目的地まで歩き出しましたが、見知らぬ土地ゆえ、案の定、道に迷ってしまいました(;´Д`)
「まずい!このままだと遅刻してしまう・・・。」
焦りと、照り付ける太陽で、汗グッショリ・・・。
思わず、近くにあった税務署に飛び込み、その場にいた職員の方に道を尋ねました。
「この辺は、道が複雑で、説明も難しいから・・・。」と、なんと途中まで一緒に歩いてくださることに。(涙)
お名前だけ聞いて、お礼を言って別れました。
その後、なんとか現場に到着。
なぜか泣きそうになりました。
おかげさまで仕事の方は無事終了。
息子の方は、、、といいますと、一時は39度に迫る熱にうなされましたが、
週末、つきっきりで看病したこともあり、順調に回復し、
今朝は元気に登校できました。
落ち着いて思い出されるのは、嫌な顔一つせず、
炎天下、道案内してくれた税務署のTさん。
困ったとき、親切に手を差し伸べてくれる人がいることが、
どれだけありがたいことか。
身に染みました。
そして思いました。
「この街って良い街だなあ。」と。
出会った人の印象は、そのまま、その土地の印象になります。
たった一人の親切な方との出会いで、私は
この土地にとても親しみを感じるようになりました。
私たちが、ちょっとした思いやりを示すことが、こんなふうに
誰かの特別な思い出になるとしたら、
本当に素敵なことだと思います。
※Tさんには、今日、改めてお礼の電話を入れましたが、勤務中とのことで
お話しできませんでした。
直接お伝えしたかったのですが、何度も電話するのもご迷惑と思い、伝言をお願いしました。
Tさんに、良いことがありますように。ありがとうございました。