伝わる話し方の専門家、小紫真由美です。

突然ですが、

虹の色って、何色あると思いますか?

おそらく、
日本で生まれ育った方の多くが、
「七色」と即答すると思います。

私も、「虹は七色」と、子どもの時に教えられ、何の疑いもなく
そう信じてきました。

でも、実は、虹の色を7つだと思っているのは
「私たち」だけかもしれません・・・。

 

たとえば、ドイツでは5色、
台湾のプナン族は3色、
アフリカのバンガ族の人々の間では
虹は2色だと考えられているそうです。   ( ウェザーニュース )

とはいっても、国によって見えている虹の色が異なるわけではありません。
その色を表す言葉が、その地域にあるかないかで、
表現が変わってくるのだそうです。

なんて面白い!

これを知ったとき、驚くと同時にワクワクしました☆

「答が色々ある」というのが、自由で楽しく感じたからです。^^

「虹は七色に決まっている」「そんなの常識でしょ」というのは
単なる思い込みで、
むしろ、「沢山ある正解の一つ」でしかないということですよね。

正解はたった1つじゃない

それが分かれば、
「虹は7色だ!」「いや、5色だ!」というように、互いに
自分の意見を押し付け合うことが無意味だと分かります。

 

でも、現実の世界では、こうはいきません。(^^;
互いが、「唯一の正解」を押し付け合うこと、
よくありますよね。

身の回りで起きている争いや対立も、
世界中の紛争も。

どれも 結局は、自分の正解にこだわっているから、
相手が「悪」になってしまうという構図。

相手を「悪」と決めつければ、
その先の選択は、
ただ、相手をやっつけるしかなくなります。

 

でも・・・

たとえ、力や勢いで相手を征服したとしても、
否定は否定を生み、相手の心には不満が生まれます。

戦争なら、血で血を洗う結果になります。

その先に、本当の幸せは・・・
あるわけがない!

だとしたら、
違う相手を「間違っている」と決めつけ、否定する前に、
もう一つの選択を大事にしたいと思います。

 

互いが、相手の話に耳を傾け、相手の価値観を知ろうとすること。
相手の世界観で 物事を見てみようとすること。

このプロセスを取り入れることは、解決策であり、希望だと思います。

口で言うほど簡単じゃないよ

その気持ち、わかります。
そう。難しいですよね。勇気、いりますよね。

私も日々、仕事の現場で、家族・友人との会話で
相手の言動に対し、
「違う!そうじゃない!」と反応しそうになることが多々あります。

自分の正解を強く主張したり、誘導したり・・・という行動に出た結果、
相手との距離が遠のいたこともあります。

でも。
コミュニケーションや対話を学び、実践する中で

相手と意見が違うからこそ、
相手の言い分に耳を傾けるようになり、
明らかな「変化」や「改善」を実感しているんです。

こちらが相手の言い分(どんな思いで、そのように発言しているのか)
を大切に扱うことで

相手も、こちらの話に耳を傾けるようになってくれたり、

聴きあえた結果、互いの思い込みや誤解に気づき、
その結果、新たな解決策を見いだせたり。

その結果、信頼関係が深まったり。

その変化は かけがえないと感じます。

もちろん、上手くいかないこともありますが、
その経験が、次に活かせる学びになります。

自分だけの正解にこだわらず、
相手の世界を知ろうとする。

違いを「間違い」として、相手に正解を押し付けるのではなく、

私とあなたが違っていることは当たり前で、
そんな我々が、どうすればハッピーになるのか?

そう問い続けることが、
私たちの可能性をもっと広げてくれる。そう信じます。

 

 

 

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