伝わる話し方の専門家、小紫 真由美 です☆
仕事を請け負った企業の担当者からメールが届きました。
事前に決まっていた業務の
テーマや内容を変更したいという趣旨でした。
すでにプログラムや手順も打合せ済みで、作業を進めていたので、
それがひっくり返されたことで「あーあ、そうきたか!」と思ったものの
そこまでは、ありうる話。
プロとして対応します。
、、、ですが、本当にガッカリしたのは、業務内容が急に変わったことではありません。
その担当の方のメールでの「伝え方」が残念だったんです。
書いてあったのは
「内容とテーマが〇〇に変更しましたので、改めて企画書のご提出をよろしくお願いいたします。」という一文のみ。
「そっけないなあ」「心が感じられないなあ」というのが率直な印象でした。
まず、
なぜテーマや内容が急に変わることになったのか(理由や背景)
を教えてほしかった!
理由も知らされないまま一方的に、
「そういうことなんでお願いします」と言われることで
モチベーションが上がる人はいないと思います。
さらに、急に変更することによる相手の気持ちを考えるなら、(私なら)
それなりの伝え方をしたと思います。
たとえば、「申し訳ございませんが」や「大変恐縮ではございますが」といった
クッション言葉を添えるなどして、ね。
感情や思いを交えず、伝えたいことをクールに伝えることを
「ビジネスライク」と言うようですが、
ビジネス(仕事)の本質とは、それとは真逆だと思います。
仕事とは、信頼関係の上に成り立つもの
人は感情で動くもの
依頼主の思いが伝わってくるからこそ、こちらも
「よし!その思いに応えよう!」という気持ちになれるものだと思うのです。
血が通い、感情を持つ人間同士が仕事をするうえで、
何を大事にすべきか。
改めて考えさせられました。
ちなみに、担当の方には、早々と新しい企画書を送り、了承をいただきました。
引き受けた仕事は、プロとして最大限、力を尽くします☆