~自分らしさを表現して生きたい!~
そんなあなたの思いを言葉にし、
望む未来を作るお手伝いをします。~
伝わる話し方の専門家 小紫真由美です。
秋が深まってきましたねー。
先日近所の信濃川沿いを散歩していると
ピンクの秋桜(コスモス)が咲いていました。
野に咲く花って、豪華ではないけれど、
けなげな感じがして好きなんですよね。
赤や黄色の葉っぱと併せて
この時期の彩りには癒されます♡
・・・・・・今日の話題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今では私の身長を軽々追い越し、うっすら髭もはえてきた息子ですが、
小学生の頃はいつもクラスで前から1,2番目の「小さい子」でした。
身長が高い夫は「(背が低いのは)ママに似たのかな?伸びるといいなー。」
と言い、
私も「パパぐらいに高くなってほしいな」
と勝手な自分の好み?を口にしていました。
ただし、本人がいないところで。
背が低いのをコンプレックスに感じてほしくなかったからです。
そんなある日。
私は「やらかして」しまいました。
息子が学校から持ち帰った身体検査の結果、身長測定の欄を見ると、
半年間で身長が0.1ミリしか伸びていませんでした。
ふと、ちょっと前までは息子と同じぐらいの背格好だった同級生が
最近どんどん大きくなっていることを思い出しました。
育ちざかりなのに、これだけしか伸びてないんだ、、、。
私は思わず口にしていました。
「〇〇(息子の名)、身長なんて低くても全然問題ないよ!
〇〇は運動もできるし、細マッチョだし、性格も、、、、」
私は無意識のうちに息子を励まそうとしていたんです。
でも、このあと息子が返した言葉を聞いて、
私は思わず絶句してしまうほど、ショックを受けたんです。
「お母さん、どうしたの?
身長低いのって悪いの?
オレ、何とも思ってないけど、、、。」
そうなんです。
息子本人が何とも思っていないことを、あえて「問題視」して
相手に伝えていたのは、私!でした。
息子を励ますつもりの言葉は、実は無意識のうちに
私自身に伝えていた言葉だったんです。(汗)
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問題は、それを問題だと認識したときに発生します。
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コンプレックスも同じです。
身長が何センチ。
体重が何キロ
テストが何点、、、
これらは、ただの事実です。
この事実に対し、人はそれぞれ、自分の基準で解釈や意味づけをします。
私の場合、
「育ち盛りに身長が伸びてない→成長してない→望ましくない」
という意味づけを頭の中で自動的に行い、
先ほどの言葉につながったのでしょう。
息子の言葉を聞いて、私は冷や汗をかきました。
こういう自分の言動が、
相手に間違ったコンプレックス(身長が低い自分は恥ずかしい、、、というような)
を植え付け、ネガティブな影響を与えかねないのです。
世の中には、誰がどんな角度でから考えても「それは問題だ」
「放置してはならない」という深刻な問題もあると思います。
一方で、私がそうだったように、
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自分の思い込みから、勝手に問題を作り出しているケース
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も多いのではないでしょうか。
そして、気づけば、
ありとあらゆる問題と、それが引き起こす負の感情に振り回される、、、
なんてことになったなら?、、、
考えただけで、ゾッとしますね。
そんなわけで、
タイトルの〇〇に入るのは「自分」でした。
何かについて問題だ!と感じたとき、
「本当にそれは問題なのか?」
「誰にとって問題なのか?」
と問うことを大事にしたいと思います。
意外と、
「なーんだ!
それって、自分が作り出した妄想じゃない!」って
気づくことが多いかもしれません。