おはようございます。
アナウンサー&対話力コーチの小紫真由美です。
GWは、いかがお過ごしでしたか?
私は、家族とともに、新潟県内の高原に、一泊2日の旅に
行ってきました★
澄んだ空気に青空、そして、まだ残雪の残る山・・・。
目で、耳で、香りで・・・五感いっぱいにリフレッシュした感じです。
さて、今日は、旅の途中に面白い体験をしたので、そのことをお話しますね。
一日目のお昼、予定より遅めに現地付近に着いた私たち。
近くのサービスエリアに立ち寄ったときには、
すでに時刻は一時をまわり、
お腹もかなり空いていました。
そのため、サービスエリアの食堂に入ろうとしたのですが、
どこも満員、長蛇の列ができています。
さあ、どうする・・?ということになって、
夫婦の意見が分かれました。
「どうせなら、インターを下りて、
地元の良さそうなレストランを探そう」と言う私に対し、
夫は、
「インター下りた辺りは、しばらく、食堂なんて、ないよ!すごい田舎なんだから!
俺は、このあたり来たことあるから、知っているんだ。」
と言いはります。
「でもなあ、せっかくだから、地元ならではの味を楽しみたいしなあ。」
と食いさがると、
「分かったよ。そのかわり、店が見つからなくても、
ハラが空いたとかぐずぐず言うなよ。俺は、絶対に良い店、見つからないと
思うけどね。」
と、夫はしぶしぶ、ハンドルをにぎったのでした。
そして、インターを下りて5分後・・・。
スキー場のふもとにある、素敵なレストランを発見!
おいしいイタリアンを楽しむことができました。
「この辺にお店なんてないと言ったの、だれだっけ~?」と夫をいじめながら、
内心、「思い込みってこわいなあ。」と思いました。
聞けば、夫が、このあたりに来たのは、もう5年も前!
なのに彼は、そのときの記憶のまま、
「今でも周辺にお店はないはず」と信じ込んでいたのです。
たった一度の経験、ほんのわずかな体験にしばられ、
「・・・にちがいない!」と思い込んでしまう。
こういうことって、ありませんか?
「あそこは、面白くなかったから、もう行かない。」
「あの人は感じ悪かったから、もう誘わないでおこう。」・・・
というように、私たちは、一度の出会いや経験で判断しがちですが、
ひょっとしたら、「たまたま、そのときはそうだった」だけであり、
嫌だと思った場所や人も、今ではガラッと変化している可能性が
あるんですよね。
思い込みが強いと、自分で自分の視野や了見を狭くすることになる。
新しい体験のチャンスを失うことになる
・・・これって、とても もったいないことではないでしょうか。
「〇〇は・・・にちがいない!」という決め付けを外して、
「今もそうなのかな?」
「本当にそうなのかな?」
と確かめるクセをつける。
これ、大事だなと思いました。
「絶対にお店なんてない!」と決め付けていたら、
おいしいイタリアンにもめぐり合えなかったわけですしね。