こんばんは。
対話力コーチの小紫 真由美です。
先日、司会を務めた 結婚披露宴で、
新郎の上司がしたスピーチに、
一瞬気持ちをひきつけられました。
話の内容が、「よくある」スピーチとは、ちょっと違って
いたんです。
普通、上司のスピーチといえば、
「新郎は熱心な仕事振りで職場の皆から信頼されています。
また、性格が穏やかで、怒った顔を見せません。
また、このようにルックスも良いので、彼のファンは多いです・・・。」
などというように、
彼や彼女の長所を挙げ、「褒める」のが一般的なパターンです。
でも、さきに挙げた上司の方は、その逆パターン、
新郎の「短所」について話したんです!
これが、とても新鮮に聞こえたんですね。
もちろん、短所を語ったといっても、
短所や欠点ばかりを挙げ連ねたわけではありません。
具体的には、こんなふうに話しました。
「・・・お伝えしたように、彼は責任感も強く、
与えられた仕事は120パーセント、完璧に仕上げてきます。
人柄も良いので、職場の皆の信望も厚く、
わが社にはなくてはならない存在です。
でも、良いところばかりではなく、
いくつか、困ったこともあります。
たとえば、整理整頓が苦手で、机の上が、かなり散らかっている。
「あの資料どうした?」というと、たいがいが、
彼のところでストップしているという感じです。
・・・でも、そんなところも、「しかたないなあ。」というように
許してもらえるのが彼の人望なのかなと思ったりもします。」
その場には、穏やかな笑いが起こりました。
彼のことをよく知るご家族や関係者は、
「そうそう!そういうところ、あるよね。」という共感を持って、
聞いていたんですね。
誰か(何か)を紹介するときやアピールするときは、
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長所ばかり並べ立てるよりも、
長所の中にいくつかの短所(弱点)を盛り込むことで、
かえって聴き手に共感や親しみを感じさせることができます。
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また、
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短所やマイナス面を伝えることは、
話の内容に「信頼感」を与え、
本当に伝えたい内容(この場合は長所)を
引き立たせることができます。
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これは、営業トークやプレゼンでも一緒。
[[name1]]さんは、
商品やサービスの良いところばかりを列挙されて、
「本当に素晴らしいだけの商品なの?何か隠しているんじゃないの?」と、
ちょっぴり疑わしく思ったことはありませんか?
それよりも、「機能はどこの製品より素晴らしいですが、
やや重さがあるので、持ち運びしにくいという点があります。」
というように、短所や欠点も正直に伝えてもらったほうが、
かえって、「この営業マンは、本当のことを話しているなあ。
信頼できるなあ。」という気にさせられますよね。
良いことばかり語るのではなく、
時には、欠点や短所といった事実を伝えたほうが
話に信憑性や信頼性が生まれる。
このことも、ぜひ意識してみてくださいね。
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