伝わる話し方の専門家 小紫真由美です。
テレビを観ていると、
200円という衝撃的な安さで人気のカレー店、「原価率研究所」の特集をしていました。
新潟では、すっかり有名になり、最近は東京にも進出を果たしたとのこと。
我が家の近所にも・・・。
番組によると、
こちらのカレー、具は鶏肉のみ。
使っている米は新潟産のコシヒカリ。
メーカーと共同開発した独自のカレールウは、
火を入れてたった15分で!
「一晩寝かせた味」になるそうです。
特別な調理技術を持っていない人でも、効率的にお店をまわせる。
手間も人件費も抑えられるから、競争力がありますよね☆
さて、本題はココから。
テレビを観ていて、ちょっと「歯がゆかった」ことがあるんです。(´_`。)
それは、テレビ局のスタッフが、お店の店員さんにインタビューしていた場面。
こんな場面がありました。
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インタビュアー: 「最初 社長から、(火を入れて15分で完成するという)作り方を指示された時、どう思いましたか?」
店員さん: 「『えーーっ』って感じでした。』」
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会話はこれで終わり、
画面はここで切り替わりました。
アレレ・・・?私は、ちょっと物足りなく感じたんです。
もう1度 読んでみてくださいね。
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インタビュアー「最初 社長から、(火を入れて15分で完成という)作り方を指示された時、どう思いましたか?」
店員さん「『えーーっ』って感じでした。』」
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これで会話が終わるって、、、ちょっと違和感ありませんか?
「『えーーっ」って感じ」って、どんな感じ???(● ̄▽ ̄●;)
そう思いませんか・・・?
『えーーっ』に含まれた、店員さんの本音に、もう一歩突っ込んでほしかったなあ・・・。
たとえば、
「『えーーっ』というのは、どういう気持ちですか?」と聞いてもいいし
「何て思いました?」と重ねて尋ねてもよいですよね。
そうしたら、たとえば
「いやあ〜『そんなに簡単に作れるのかなあ。』って思いました。」
「正直、たった15分で美味しいカレーができるなんて、信じられなかったですね。」
などという
本音が出てくるのではないでしょうか。
さらに、その本音が面白ければ、どんどん質問でツッコんでいくことができます。
そうすることで、思いがけず、面白い声が拾えるものなのです。
細かい事と言ってしまえばそうなんですが
観ている人間の1人として、ちょっと もどかしく感じました。(´_`。)
対談番組やインタビューを観ていると、本当に「聴く力」の勉強になりますね。
雑誌もいいですが、おすすめはやはりテレビ。
それも、「ナマのやりとり」のほうが、会話の間や声の調子、表情等が残さず分かります。
「あ、このインタビュー、うまい!」
「この聴き方、分かりづらいなあ。」などなど、
ツッコミを入れながら観てくださいね。
勉強になりますよん。
200円カレー・・・。気になりながらも、まだ食べた事なかったのですが、
「よく食べるよ〜。」というママ友によれば「普通においしい!」らしく、
時間がない日や疲れた日に重宝するようです。
これは行かなきゃ・・・!
これは私が作った恵方巻き。
カレーも良いけど、酢飯もいいですね(笑)