新潟在住のフリーアナウンサー&伝わる話し方の専門家、
小紫真由美です。
新潟市水族館マリンピア日本海の
職員の皆様に
ビジネスマナー研修をさせていただきました。
マリンピア日本海は、日本海側有数の規模を誇る水族館。
魚達が悠々と泳ぐ大水槽の底を歩けるマリントンネルや
魚や海の生き物たちと直接触れ合えるコーナーなど、
大人も子供も楽しめる人気の施設で、
新潟市民だけでなく、他県からも多くの方が訪れます。
私も、家族で何度も訪れている大好きな場所だけに、今回ご依頼いただけて、
とても光栄でした☆
今回は、入社したばかりの新人さんも、上司に当たるベテラン社員の方も
(部署や仕事内容も色々)一緒に、受講してくださいました。
生き物に接するお仕事をされているだけに、
温かく親しみやすい方ばかりで、
和気あいあいとした空気の中、積極的に参加してくださいました。
新入社員の方はもちろん、
社会人になって20年以上たつという方や、
かつてマナー研修を受けたことがあるという方からも、
「新たに学びなおせたことが多く、良かった。」という感想を頂戴し、嬉しく思いました。
ところで、今回の研修もふくめ、講師として登壇するたびに実感することがあります。
それは、講師という仕事の厳しさと素晴らしさです。
この仕事の厳しさというのは、
一つは責任の重さだと思います。
どのような仕事であれ、責任はつきものですが、
この仕事は、
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人の人生に影響を与える
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という意味で責任が重いと感じています。
これまでに、「先生のあの一言で、挑戦する気になれました。」
と言われたり、仕事にやる気を無くしていた人が、心機一転頑張っているという報告を
いただいたりと、
講師冥利に尽きる経験もしてきましたが、
それは同時に、
私の発する一言や、受講者の方への関わり方次第で
相手のモチベーションやその後の取り組みに大きな違いが生まれる可能性があることを
意味します。
気を抜けません。
また、これは長年の経験から感じることですが、
受講者の方に最も伝わっているのは、
私が「何を話すか」ではないと感じます。
上手く伝わるかどうか分かりませんが
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講義を通して、否がおうにも 私の人間性や生き方が伝わっており、
どんなに言葉を重ねても、
自分の器以上の説得力は生まれないと思うのです。
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口でいくら立派なことを教えていても、その講師が、実践出来ていないことは
なぜかバレてしまう。
私はそう思います。
何より、小心者の私には
自分が実践出来ていないことを受講者に「やりましょう」と伝えることは、無理です。
ですので、私の中では絶えず
「エラそうなことを言っている自分は、本当に言っていることを実践出来ているのだろうか?」という
自分への厳しいツッコミが繰り返されています。
、、、正直、キツイです(笑)
ですが、視点を変えると、これほど素晴らしい仕事はありません。
自分への厳しいまなざしがあるからこそ、
「誰よりも、まず私自身が学ぼう。実践しよう。」という思いで
挑戦し続けられるからです。
それは、緩やかであっても、成長していける
ということを意味します。
そう。
講師を始め、人に教える仕事は、
真剣に取り組めば、自分自身が成長し続けていける
素晴らしい仕事なのです。
つくづく、
大変だけれど、良い仕事を選んだなあと感じます。
これからも、受講者の方に問いかけながら、
自分にも問いかけ、共に成長していきたい。
そう願っています。
マリンピア日本海の食堂でいただいた海鮮丼。
自分への厳しさは大事ですが、ご褒美も必要です(笑)