新人研修から半年後の「違い」

新潟在住のフリーアナウンサー＆伝わる話し方の専門家、

小紫真由美です。

先週は、

月曜の夜に名古屋に入り、火曜,木曜日と研修で登壇させていただきました。

4月に新入社員研修を受けた方達と半年ぶりの再会。

春には、言葉遣いも態度も学生気分を引きずっていた皆さんが、6か月の現場経験を経て、
確実に成長していました。＾＾

意見を求めても、消え入りそうな小さな声で、ほとんど言葉が出なかった人が、

堂々と人前で自分の意見を伝えられるようになっていたり、

グループワークで積極的にリーダーシップをとっている姿には胸が熱くなりました。

その一方で、

環境への慣れが、緊張感の無さ、態度の乱れにつながっている人がいたのも事実。

 

意外だったのは

職場での上司・先輩の評価と

研修時に見られる態度にギャップを感じる受講者が数人いたこと。

 

職場で成果を出し、上司や先輩の評価もそこそこ高い人が、研修にはあまり積極的に取り組んでいなかったり、逆に、職場では、なかなか成果が出せていないものの、受講姿勢は熱心そのもので、仲間へのフォローも素晴らしい人がいたり。

 

「これはどういうことなんだろう。」と、しばし考え込んでしまいました。

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あくまで推測ですが、
業務に慣れてきて、そこそこの自信をつけてきた人の一部は、
仕事と研修を「別物」と考え、要領よく？態度を使い分けているのかもしれません。

「仕事での結果が全て。」と考えるなら、「研修ではちょっとぐらい手を抜いても、、、」という気持ちになるのも分かる気がします。

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しかし、それは、本当に、彼らにとって良いことでしょうか？

この先は、後輩も入ってきます。ら
個人プレーだけでなく、チームへの貢献やリーダーシップが求められます。
上司、先輩だけでなく、仲間や取引先、後輩からも信頼される「人間力」の有無が結果を左右するでしょう。

相手や状況によって、要領よく態度を使い分ける人が、周囲の人望や信頼を得られるとは、、、
思えません。

目の前の成績も大事ですが、
同じように、不器用でも、一生けんめい取り組む。人の話を熱心に聞く。仲間をサポートする、、、
そういった姿勢を持つ人が、この先、周りから慕われ、無くてはならない存在になるはず。

なぜなら、そういう人は、周囲から応援されるからです。

「なんとか助けてあげたい」「この人の力になりたい」

そういうサポーターが多くいる人は、チャンスも得やすく、
自分の能力やスキル以上の結果を出すことが出来ます。

 

もちろん、スキルや能力も大事！　でもそれ以上に、
「どんな意識で仕事をしているか」という姿勢や「あり方」が、長い目で見れば、大きな違いを生みます。

私自身のこれまでの体験を交え、そんなことを伝えると、
姿勢を正して聴き入ってくれる人が増えました。
全ては自分の意識とあり方で変えられる！

可能性は果てしなく広がっています。　若い人も、私たちも。

 

夜になると表情が変わる名古屋。こちらも素敵です。

 

 

おまけ。アップにしたら分かりづらいですが、味噌煮込みうどん。濃厚なスープがクセになりました。