新潟在住のフリーアナウンサー&伝わる話し方の専門家、
小紫真由美です。
先月末のことですが、
以前の勤務先である、テレビ新潟のOG・OB会設立記念の会合に参加してきました。
退社して十数年。
久々に会う上司や先輩との再会に
楽しみな一方、
不器用でドジなアナウンサーだった自分を思い出すと、
会うのが恥ずかしいような、変な緊張感も覚えました。(*^^*)
迎えた当日。
会場に一歩足を踏入れると、
お世話になった上司や懐かしい方達の顔が、、、。
「おお!元気そうだな。」
「ご無沙汰しています。!」
当初の緊張は嬉しさに変わり、その後は、色んな方と話が弾みました♫
アナウンサーの頃は、人前で話すことも、目立つ事も苦手。
生放送では、言葉が出てこず、何秒も沈黙を続け、上司からお叱りを受ける等、
「優秀」とは程遠い人間でした。
でも、そんな私に根気づよく関わってくださったスタッフや上司のおかげで、なんとか
一定の技術は身につけられました。
その後、私は独立。
コーチングや人材育成の仕事を始め、
現在では、アナウンス業務以上に、講師、コンサルタントの仕事が多くなりました。
アナウンサー時代、
人前で話すことも、フリートーク(台本無しのおしゃべり)も苦手だった私ですが、
あの頃、イヤイヤながら(笑)訓練していたことが、
今、大勢の方の前での講演や、仕事先でのインタビューに充分活かされていると感じます。
今の自分があるのは、まさに、あの頃の経験のおかげなのです。
試練の渦中にいるときは、
「この仕事、私には向いていない。」「本当にやりたいことは、これじゃない。」
なんて思いがち。(私もそうでした)
でも、時を経て分かるのは、
本当に向いている事や、やりたいことは、そうそう簡単にみつかるものではない
ということ。
むしろ、あれこれ、やり続ける中で、思いがけず「好き」に出会えるのではないでしょうか。
そして、ご縁がある人を大事にすることで、道が広がるとも感じます。
世間知らずの私を可愛がってくださった方々に、改めて感謝しています。