「いい感じ」で「すごいんです。」

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おはようございます！
アナウンサー＆対話力コーチの小紫　真由美です。
こういうことを言うと、自分が年をとったようで
嫌なんですが・・・
最近、自分より若い２０代の人と話していて
「表現力の弱さ」を感じることが多いんですよね。
例えば、よく耳にするのは
こんな会話。
例）
「この前行くって言ってたスペイン料理のお店、
どうだった？」
「いい感じでした。すごいおしゃれで。
料理も超美味しかったですよ！」
・・・どのように「おしゃれ」で、超美味しいのか、
分かったようで分かりません・・・。
「かわいい」、「すごい」、「いい感じ」
といった「使いやすい」言葉、
もちろん使ったらまずいというわけではないんです。
（私だって使いますし。）
問題は、どんな状況に対しても、
「ありきたりな」言葉で済ましていると、
話す内容に、奥深さや説得力がなくなってくる
ということ。
自分が言いたいことも
相手に伝わりづらくなります。
そこで今回は、話に深みと説得力を持たせる
表現力アップのコツを２つお伝えしますね♪
その１）語彙を増やす
新しい言葉を積極的に収集しましょう。
言葉は新聞や雑誌、テレビなど、
あらゆるところにあふれています。
新しい言葉に出合ったら、すぐに意味を調べます。
意外とおすすめなのは「ネット検索」。
その言葉の意味だけでなく
実際の使用例（どんな言葉と組み合わせて使うか）
を知ることができます。
例えば、「語彙」で検索すると、
「語彙が豊富」、「語彙が乏しい」という言い方が最適であり、
「語彙が綺麗」「語彙が多い」とは言わないことが分かります。
意味や使い方が分かったら、そこで終わり・・・
ではなく（笑）
次は、「どんな場面で使えるか」を考え、
意識して何度も使ってみます。
そうすることで、確実に「自分のもの」にできます。
２）別の言葉に言いかえる
ありきたりな表現を一旦封印します。
他の言葉や言い回しで
言いたいことを伝えてみましょう。
具体的には、
・情景を詳しく描写する
・自分の心の変化を伝える
・自分の行動を伝える
といった方法があります。
最初の例を言いかえると・・・
例）「この前行くって言ってたスペイン料理のお店、
雰囲気どうだった？」
「素敵な雰囲気だったよ。
情熱的なフラメンコのＢＧＭがずっと流れていて・・・。
照明がほのぐらいせいか、肌の色がとても綺麗に見えるの。（情景の描写）
主人と行ったんだけど、
なんだか付き合い始めたころに返った感じで。
ちょっとドキドキしちゃった。（心の変化）
普段はしないような　自分の人生観みたいな話で
もりあがったのよ。（自分の行動）」
こんなふうになります。
最初の例に比べて、
話にぐっと奥行きが出て、状況がイメージしやすくなったと思います。
言葉は思いを伝える道具。
伝えたいことにジャストフィットする言葉を
いつでも取り出せる・・・
そうなりたいものです。
★チャンスと人脈を引き寄せる対話力コーチング★
　Coach Com代表　小紫　真由美
　アナウンサー・対話力コーチ
(財）生涯学習開発財団認定コーチ
コーチ・トゥエンティワンCTPクラスコーチ