伝わる話し方の専門家、小紫真由美です。

ひと昔前、「芸能人は歯が命」というCMがありましたが、

女優じゃなくても歯は大事!・・・ということで、

私も定期的に歯のメンテナンスをしています。

仕事柄、人と至近距離で会話する機会が多く、
歯や口の中を清潔に保つ努力は欠かせないと思っています。

そんなわけで、数か月ごとに歯の表面を磨いてもらったり、
歯石を取ってもらったりという「定期健診」に通っているわけです。

とはいえ、歯が痛いわけでもないのに、頻繁に歯医者さんに行くのって、
面倒くさがりの私にとっては、結構、大変(笑)。

なのに、なぜ怠けず通えているかというと・・・
担当の歯科衛生士さんの接遇力の高さ
が1つの理由です。

接遇力と言っても、並外れて礼儀正しいとか、そういうことではなく、
根本にある、彼女の「仕事への姿勢」が素晴らしく、
「ずっとこの人に担当してほしい!」と思ってしまうのです。

具体的にどういうことかというと、

とにかく、彼女は、歯科衛生士という仕事に誇りとやりがいを持っています。
それが、言動、雰囲気からにじみ出ているんです。

歯の健康が全身の健康につながること
プロだけが知っている、正しい虫歯対策
知らずにやっている、虫歯を招くNG行動・・・などなど

毎回、こちらが尋ねると、
本当に嬉しそうに、惜しみなく
経験にもとづく知識を教えてくれます。(彼女、ものすごく勉強しています。)

私も、思わず、
「将来は、どんな仕事がしてみたいの?」なんてコーチング的な質問をしてしまうのですが(笑)

「私、歯のお手入れのやり方を知らない方がいっぱいいると思うので、
そういった方々に、歯の大切さをもっと伝えたいし、歯をもっと綺麗にしてあげたいんです。」
「将来は、在宅で寝たきりの方に、訪問で歯の治療をしてあげたいです。」

など、イキイキとビジョンを語ってくれます。

聴いている私も、つい引き込まれ、
「それ、いいねえ!素敵な夢だよねえ」と返しながら、ニコニコしているんですよね。

そう。
本当に、好きな仕事をイキイキとやっている人は、その楽しい気持ちが
周りに伝わり、ハッピーな気持ちにしてしまうのです。

これは、型(かた)やスキルだけの接遇マナーをやっている人では、到底できない接遇です。

最高の接遇力とは、関わる相手を幸せにすること。

「自分にピッタリの素晴らしいお仕事を選んだんですね。まさに天職ですね。」と伝えると、
意外にも、
「進路を考えている時、母親が勧めてくれたんです。」とのこと。

娘さんの適性や価値観をお母様も理解されていたのでしょう。

前回行ったとき、彼女がこう言いました。

「小紫さんに、天職って言われて、私もそうなんだ!って嬉しくなって、先日母に会ったとき、『衛生士になれて良かった。ありがとう』って伝えてきました。」

ちょっぴり、もらい泣きしそうな報告でした。

ただの患者と衛生士の関係を超えて、人としての温かい交流があること。

それは、大きな価値だと思います。

あなたは、どんな姿勢、どんな思いで仕事をしていますか?
喜びをもって働いていますか?


 

 

 

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