「伝わる話し方の専門家」、小紫真由美です。

 

もしあなたが、だれかの理不尽な言動や暴言を浴びてしまった場合、

どのように対応することが望ましいのでしょうか。

 

私が実際にとった行動を例に、

理不尽な暴言を受けた時の
対処法について考えています。

 

今回はステップ2

「自分の感情に寄り添う」段階です。

さて、、、1人になると、

 

先ほどの状況を思い出して、

悲しさ、怒り、恥ずかしさ・・・といった色んな感情が

まるで嵐のように、次々に沸きおこってきます。

 

それを押し込めず、せき止めず、迎え入れましょう。

 

私はこのプロセスを「心の手当て」と呼んでいます。

(写真はイメージです)

具体的には、

感情が湧き出るままに任せ、「ああ、自分は今、すごく悲しいんだ。」

「怒っているんだ。」「悔しいんだ。」というように、

自分自信に寄り添う感覚です。

 

この時間が、自分の心の傷に「手当て」をする

大事な時間です。

 

なお、
この段階で、

 

「怒ってもしかたない」

「前向きに考えなきゃ」、

「気にしないようにしよう。」

 

・・・というように、心から割り切れる人を除いて、

 

無理に 自分の気持ち抑えこむことは、やめたほうがよいでしょう。

 

「こんなにウジウジしちゃうなんて、私、だめだなあ。」

「私ってメンタルが弱いかも。」

 

・・・というように、

 

自分を否定したり、裁いたりするのも やめましょうね。

 

ここで一番大事なことは、

傷を受けている自分の味方に、もう一人の自分が(いるつもりで)寄り添うこと。

 

感情は自然にあふれるものなんです。

 

その感情に無理やりふたをすると、何が起きるか。

 

積もり積もった感情が、

後になって、爆発することが多いのです。

 

 

私も、ダラダラと湧き続けるネガティブな感情をそのままにして、

「ああ、自分はこれほどにも傷ついたんだなあ。」と思いながら、

過ごしました。

 

 

ちなみに、「ああ腹が立つ!」「悔しい!」というように、

自分の気持ちを そのまま口に出したり、紙に書いたりするのも、効果的。

 

 

私の場合は、日記に書きました。

 

そのままの感情を表現することで、

「発散」ができるとともに、

 

言語化することで、自分の状況を客観的に見つめることができます。

 

 

 

====私の経験から一言。====

 

感情と向き合うことは大事ですが、

人によっては、かなり苦しいと感じるはず。

だから、無理は禁物です。

「ああもう、考えたくない!」「忘れよう!」と思って、

 

何か気を紛らわせるものに、一時的に「避難」するのもオッケーです。

 

私の場合は、お気に入りの本やドラマに没頭することで

いやなことを考えないようにしようとしました。

 

これはこれで、気持ちが楽になる効果はあります。

 

とはいえ、時間がたてば、再び 様々な感情が湧いてきますので、

その都度、自分の感情をせき止めず、感情に寄り添ってあげましょう。

 

「あなたは今、そんな気持ちなんだね。」というように。

 

 

できるときに、できるペースで、

自分の心に「手当て」をしていけばいいと思います。 ====

 

 

さて、今回は「自分の気持ちに寄り添う」プロセスについて
お伝えしましたが、

このステップでは、もう一つ

「人に話を聴いてもらう」

というのも、とても効果があります。

ただ、その際、気を付けてほしいポイントがありますので、

次回、お伝えしますね。

次は最終回。

自分の心の整理をして 望ましい未来につなげる方法についてお届けします。

 

 

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