伝わる話し方の専門家、小紫真由美です。

前回のブログでは、

 

☆あなたが心からやりがいを感じ、イキイキと働くためには
価値観を活かせていることが大事

☆価値観に気付く最大のヒントは、自分の内側で起きる感情である

とお伝えしました。

今回は、その辺を私が体験した事例を通してお伝えしますね。

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友人のHさんは、経営コンサルタントです。

数年前、
Hさんの仕事が急に忙しくなりました。

新しく開発した営業力強化のプログラムが
企業から「引く手あまた」で、

売り上げもうなぎ上りだとか。

「良かったねえ。すごいね。」と言っていたのですが、

ある時、久々に会った彼が
ものすごく疲れた表情をしていることに気づきました。

「どうしたの?
仕事が忙しすぎるの?」と尋ねると、

「それもあるけど、、、それだけじゃない。」というHさん。

「仕事に喜びが感じられない」と言うのです。

確かに、以前は仕事の話をするとき、イキイキしていたのに、
そういうオーラが消えていました。

 

気になって、そこから色々話を聴きました。

Hさんによると

Hさんがクライアントに伝えている営業手法は
営業スタッフにノルマを必ず達成させる内容で、
契約率が確実にあがるため、経営者には喜ばれる。

一方で、営業スタッフにとっては、細かく行動を管理され、
非常にハードな内容。

気づいたら、売り上げが増えて喜んでいるのは社長だけで
営業スタッフは疲弊しきっている。

、、、ということでした。

ここからは本領発揮、、、というわけでもないですが、
コーチングの開始です。

様々な問いを投げかけながら、

Hさんの思い、ビジョン、価値観、ミッションを聴いていきました。

その中で、私の「ある質問」が、Hさんには「刺さった」そうです。

それは、「御社のミッション(理念)は「仕事で人を輝かせる」だけれど、
今は、どれぐらいそれが出来ている?」という質問でした。

Hさんは、首を振りながら「全然、出来ていない。人を輝かせるどころか
苦しめているよ。」と言いました。

その後も話を聴くうちに、

Hさんが言いました。

「無理に人を動かす手法じゃ、ダメなんだよな。
結局、本人が心からやりたいと思わないと、行動も成果も長続きしない。
人の気持ちに寄り添ったサポートをしないといけないんだよなあ。」

そして思いがけず、
「小紫さん、俺の仕事を手伝ってくれないか」と言われたのです。

Hさん、、、、長谷川さんとは、
現在、ビジネスパートナーとして協働しています。

長谷川さんは、
自分の「感情」をきっかけに、自分の本当の気持ちに気づきました。

苦しい感情は、彼が自分の価値観に反し、
自分らしくない働き方をしていると教えてくれるサインだったのです。

そして、そのサインに耳を傾けた結果、自分の進む方向がハッキリし、
大きく働き方を変えることになりました。

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いかがでしたか?

あなたがイキイキと働く(生きる)ためのヒント=価値観は
あなたの内側にあります。

そして、価値観を教えてくれる手がかりは、「感情」だということが
伝わったでしょうか。

とはいえ、多くの情報にさらされ、
日々目の前「のやるべきこと」に追われている私たち。

つい、自分の感情や内面に意識を向けることを忘れ、
気付けば「自分は本当は何をしたいのか」
分からなくなっている人も多いでしょう。

「なんだか満たされない」
「今やっていることは果たして自分がやりたいことだろうか」

モヤモヤしながらも、
自分の価値観やミッションが今一つハッキリしない人もいるかもしれません。

苦しみながら働いたり、
自分の気持ちを犠牲にして生きる人を減らしたい。

自分の価値観、ミッションを軸に、
自分の手で人生を切り開き、幸せに生きる人を増やしたい。

そんな思いから、
新しいプロジェクトを進めています。

まもなく発表します。

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