~自分らしさを開放して生きたい!~
そんなあなたの思いを言葉にし、
望む未来を作るお手伝いをします~
伝わる話し方の専門家 小紫真由美です。
よく行く整体院で施術者の方に聞いた話 。
そちらに通うお客様の多くは、看護師や介護士、教師、、、といった職種に
就く方々が多く、どなたも、とても「疲れている」のだそうです。
これらの職業に共通するのは、
いわゆる「感情労働」であるという点です。
感情労働とは、
仕事をするうえで、自分の感情をコントロールすることが
不可欠な仕事のこと。
サービス業、接客業の多くは、
相手の感情を汲み取ったり、
自分の感情を調整したりして「適切な対応をする」ことが常に求められています。
平たく言えば「高いコミュニケーション能力」ですね。
そういった業種(職種)の方々に対する
顧客対応スキルや接遇の研修のニーズも多く、
私も長きにわたってご依頼をうけてきました。
ただ、いつの頃からか、
「お客様への接遇スキルを『教える』だけでは足りない」
と思うようになりました。
お客様に対して、
「こういう場合は、こういう対応が必要」と、どれだけ丁寧にレクチャーしたとしても、
それは「知識」を与えたにすぎません。
実際の現場で、目の前のお客様の感情(気持ち)を察した対応をするには
サービスする側の本人に「そうしよう」という意欲があることが大前提です。
こういう「意欲」を保つためには、一定の「心のエネルギー」が必要なのですが、
次々と顧客対応に追われ、その都度気を遣い続けていると、
その「エネルギー」がどんどん減っていく。
つまり「感情の疲労」が起こります。
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もし、サービス側の心が消耗し、
仕事に前向きな気持ちを保てなくなった場合、
顧客への高度なコミュニケーション力を発揮することはとても難しい。
それでも、「仕事だから」と、まるで乾いた雑巾を絞るように
頑張り続けていると、心が「やられ」てしまいます。
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そのため、
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サービス提供者自身が、自分の心を癒したり、自分の感情に寄り添うこと
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が、必要不可欠なのです。
顧客の心に寄り添う前に、まずは自分自身の心に寄り添う必要がある
ということですね。
エステや整体で癒されることも良いと思いますが、
やはり、自分自身で心のケアをすることも大事です。
こういった視点は、意外に置き去りにされているので、
今後も、より力を入れて、
経営者や人事の方にお伝えしていきたいと思っています。
素晴らしいお仕事に就いている方達が、
当初の想いや志を見失わないためにも。