こんばんは!
アナウンサー・対話力コーチの小紫真由美です。
今日の新潟は冬には珍しく、
青空がうれしい一日
でした。
久々に、尊敬する先輩と会食したり、
仕事の打ち合わせをしたり・・と
充実した一日でした。
感謝♪
では、今日の話題に・・・。
私には、この時期になると、思い出す出来事があります。
起業した年の冬、
北陸地方で、複数の美容院を経営する
ある社長さんから、大きなお仕事の依頼がありました。
「各店舗のマネージャーのスキルアップと
スタッフのコミュニケーション能力向上」を手伝ってほしいというのです。
「長期にわたって、人材育成にとりくみたい」という言葉に、
「まさに自分の腕が試される仕事だ!」と思い、胸が躍りました
何度もヒアリングを行い、提案書を書きなおし、
仕事を手伝ってもらいたいメンバーをリストアップし・・・。
ようやく、プログラムの「青写真」が出来上がったとき、
突然、社長から連絡がありました。
「悪いけど、白紙に戻したい・・・。」と。
「自分と対立している社内の古参メンバーが、ここにきて
この計画に反対している。」
というのが、理由でした。
その後、何度かやりとりを経て、社長からの連絡は途絶えました。
長い時間をかけ、情熱を注いで準備してきたものが、
一気に「無」に帰してしまった・・・。
その虚しさと、情けなさ。そして、社長への怒り・・・。
思い入れがあった分、うちのめされました。
泣きましたねえ・・・。
そんな中、私のビジネスをサポートしてくれているコーチと
話す機会がありました。
「コーチ、実は・・・。」堰を切ったように、
ことの一部始終を話す私に、コーチは、
相槌以外は、じっと耳を傾けてくれました。
そして私が話し終わったあと、
「そうかあ・・・。そんなことがあったんだ。
辛かったね。」と、包み込むような優しいお言葉が
。
「でしょ?でしょ?もっと同情してくださいよー!」と云わんばかりに、
コーチの甘い言葉や慰めの言葉を思いっきり期待した私が、
次の瞬間耳にしたのは、
「・・・でもさ、あなた良い経験したよね~」という言葉でした。
・・・え?何言ってるの?この人。
私は悲惨な体験をしたのよ!なんで、それが『良い体験』なのよ!」((o(-゛-;)
口にこそ出しませんが、
反発心がムクムクと湧きおこり、私は黙りこんでいました。
すると、コーチは、さらに続けるのです。
「あのさ、この体験から、学んだことがあったとすれば、それは何?」
「・・・学んだことですか??そんなこと、考えてもみなかったです・・・。」
学んだこと、学んだこと・・・。
無理やりに考えました。
すると・・・
「仕事にはならなかったけど、交渉能力や営業スキルはあがったかも。」
「作成した研修プランは、この先、使える。」
「交渉や商談で、確認すべきポイントを知った。」
・・・などなど、いくつかの「成果」を得ていたことに気付きました。
自分にとって、大失敗、最悪なな出来事・・・と思っていた体験が、
実は、多くの「プラス」をもたらしてくれていたのです。
今日の学び

起きたことは、すべて、私たちに 何かを教えてくれる
学ばせてくれる材料である。
大事なことは、「そこから、何を学びとるか」である。
あのとき、コーチの問いかけがなければ、きっと私は、
「不運な自分」をあわれみ、
何日も、マイナスの感情をひきずったことでしょう。
そんな時間が長引くほど、気持ちを切り替えるのが遅れ、
仕事にも支障が出たと思います。
何よりも、自分の体験を、次に活かすことができなかったと思うんですよね。
そうならなくて、良かった・・・!
ビジネスをしていると、
時に、「なんで、こんなことが起きるの?」というアクシデントや
予想外のトラブルに巻き込まれることがあります。
そこで、悲しんだり、憤ったりするのは、自然なこと。
でも、そのあとで、ぜひ 自分に話しかけてほしいんです。
「良い体験をした。私は、ここから何を学べるんだろう?」と。
体験から何も学べない人と
すべての体験から学び、それを次に活かせる人。
あなたは、どちらを選びますか?
★チャンスと人脈を引き寄せる対話力コーチング★
Coach Com代表 小紫 真由美
アナウンサー・対話力コーチ





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私も大きなきゃんせるは何度も経験してきました。やはりショックですが、こういう仕事なので、必須ではないというか、奢侈品なので、仕方がない面があります。
人材育成は大事ですが、雇用維持が優先されますね。米国では雇用維持はあまり重要ではなく、人材開発費を切るという発想はないです。日本と逆みたいです。
こういう時代なので、低固定コストで行くしかありませんね。
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>igusa8918さん
コメントありがとうございます。
多方面でご活躍ですね!
米国のお話も、参考になりました^^
ブログに書いたように、
キャンセルの件、私には、とても良い経験になりました。
すべての体験を受け止め、
学んでいこうと思います。