新潟在住のフリーアナウンサー&伝わる話し方の専門家、
小紫真由美です。
クライアント様との打ち合わせ。
たまには、昼食を食べながらミーティングしよう!ということになりました。
会食の場として思いついたのは、以前いったことがある某レストラン。
大きな窓から外の景色を一望できる、広々したスペース。
あそこなら、開放的な雰囲気でのびのびとディスカッションできる☆
と考えたからです。
早速、予約の電話をしました。以下、私とお店の方(※お店と表記)のやりとりです。
私「〇日に4名でうかがいたいのですが、予約できますか?」
お店「はい。大丈夫です。」
私「仕事のミーティングをするので、出来れば入口近くよりも、奥の方の、人の出入りが少ない席にしていただけるとありがたいんですが、、、。」
お店「えーーとですね、、、。」
このあとの、お店の方のコメントにご注目ください。
お店「えーとですね、、、。お客様、申し訳ないですが、うちのお店、仕事のミーティングには向かないと思いますよ。」
私「、、、と言いますと、、、?」
お店「お昼時は結構混み合うので騒がしいですし、個室になっているわけでもないですし、
仕切りもないので、仕事の話や商談には向かないかと、、、。」
私「うーーん、、、。」
なんだか、ちょっとおかしな展開になってしまいましたね((+_+))
私は、個室を希望したわけでもないですし、
今回は、人に聞かれるとマズい極秘情報を話し合うわけでもありません。
アイデア出しのミーティングのため、開放的な雰囲気のそのお店をチョイスしたのです。
「お店が騒がしいので、ミーティングに向いていない」とおっしゃいましたが、
こちらとしては、むしろ、適度に にぎやかな方が、周囲に気を遣うことなく話せて好都合なのです。
周囲がシーンとしているほうが、話しづらいです。
それを お店の人から「うちのお店は向いていない」と言われると、なんだか拒否されたようで、
残念な気持ちになりました。
なぜ こういう展開になったのか?
一言でいえば、「聴き方が十分ではなかったから」だと思います。
「仕事のミーティング」と聞いて、即、「個室や間仕切りじゃないとダメ」「静かな環境じゃないといけない」と
連想してしまう。それは、その人の「思い込み」です。
大事なことは、
相手が意図していることが 自分と同じだとは限らない
ということです。
だからこそ、
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決めつけず、しっかり聴く。尋ねるという行為が大切なのです。
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ちゃんと聴ければ、相手の望むことが把握できます。
当然、満足してもらえるサービスにつなげやすくなります。
お店の方には、ちゃんと こちらの意図をお伝えして、安心していただけました。
お客様の話をしっかり「聴く」ことは、顧客の満足度、さらには売上げにもつながる
重要な能力。
分かったつもりや独りよがりにならず、聴いていきたいですね。