おはようございます!
新潟はこのところの「豪雪」がおさまり、久々の青空です。
さて、先週末から募集を開始しました
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残席3名ちなりました。
今回初の試みである
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さて、今回は、先週の続き。
私が大好きだった祖父との思い出と、彼から学んだことを綴ります。
「僕、これから人に可愛がられるよりも、人を可愛がる人間になりたいと思うよ。
、、、、、、本当に強い人間になるには、人を可愛がらなくちゃ駄目なんだよ。」

 
                          (次郎物語・下村湖人著)

仕事や勉強に追われ、なかなか帰省できない日々が続いていた
冬のある日。
母から一本の電話が入った。
「あのなあ、実はおじいちゃんなあ、、、」
それは、スーパーに買い物に行った祖父が、
自分が駐車した場所が分からなくなり、
寒いところでしゃがんでいるところを保護されたという話だった。
寒風の中、何時間も外で過ごしていたことを思い、
私は声を上げて泣いた。
それ以来、祖父は車の運転をやめた。
その頃には、長年経営してきた製麺所を閉鎖していた祖父は、
することもなく、ぼんやり寂しそうにしていた。
祖父は一気に元気をなくした。
物忘れはもちろん、
体力もどんどん低下しているようだった。
その後、私は妊娠した。
ギリギリまで新潟で仕事をし、里帰り出産をした。
その頃、祖父はもう寝たきりになっていた。
会いに行きたかったが、
間が悪く、同居の祖母が感染性のヘルペスになり、妊婦にうつると悪いということで、
なかなか会いにいけなかった。
ようやく会いに行くと、祖父は、足が弱って、寝たきりになっていた。
「おじいちゃん・・・。」やっとのことで話しかけるやいなや、
私は号泣してしまった。
祖父も、目からポロポロ涙をこぼした。
いつのまに、こんな弱って、小さくなってしまったんだろう。
祖父はいつまでも元気でいてくれると、勝手にそう思い込んでいた。
祖父は私を見上げながら、
「お前、・・・・しろよ。」
何か言いながら、私の大きなお腹を撫でた。
きっと、
「身体大事にして、良い子を産めよ。」と言ったのだと思う。
そして翌日、私は元気な男の子を出産した。
出産後、しばらく会えないうちに、祖父の容体が悪化し、
それを機に、ほとんど話せなくなった。
会いに行っても、私が誰かも分からないようだった。
一昨年の夏、祖父は亡くなった。
おじいちゃんは、いつまでも生きてくれているような気がしていた。
そんなはずはないのに。
苦しいほどの寂しさと後悔の念に襲われたのは、祖父の死後、
しばらくしてからだ。
私は、祖父にとても愛された。
愛されて、愛されて、それに甘えて、
ただ、甘えるだけの存在だった。
かたや私は、彼に何をしてあげたのだろう。
たまに、お小遣いを渡した。
食事や旅行にも連れて行った。
でも、そんなの、とるに足らないことばかりだ。
祖父から、してもらったことに比べたら、数百分の一の
ちっぽけな行為だ。
愛されることに慣れて、ただ与えられることが当たり前になっていた。
もしも、祖父にもう一度会えたら・・・言いたいこと、
してあげたいことが山ほどある。
でも確かなことは、その機会は、もうないということだ。
後悔と自分を責める気持ちを引きずった。
でも、最近ようやく気づいた。
おじいちゃんが残してくれたものが、他にもあったことに。
とても大事なものだ。
それは、私を心から愛してくれた人がいたという確かな記憶
愛されたという確信は、人をとても強くする。
辛いことがあって、くじけそうな時も、
祖父の笑顔や声援が聞こえてきて、
負けてはならないと思える。
私が丁寧に生きることを、
良い仕事をすることを祖父はとても喜んでくれるだろう。
祖父自身が、いつも人に優しく、周囲にとても慕われていた人だから。
そして、祖父が教えてくれたもう一つのこと。
「大切なことは、大切な人や大切なことを、本当に大切にして生きる」
ということ。
命には限りがある。
「いつか」「また今度」と思って、大切なことを先延ばしにするのではなく、
大事な人と、しっかり向き合う時間をとる。
大好きな人には、今すぐ大好きと伝える。
どうでもいいことに時間を使わず、本当に価値のあることだけをする。
愛されるより、自分が愛せるようになる。

あなたは、一番大事な人や一番大事なことを、一番大事にしていますか?
いつか、この先・・・と思って、大事なことを先送りしていませんか?
時間とは命なのだ。
いつか、天国に行った時、「真由美、よう頑張って生きてきたなあ。」
と褒められたい。
そして、また、あの頃のように、おじいちゃんの後ろから手をまわして、
ギュッと抱きしめたい。
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